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八日目の蝉

 

五月二日に用事で東京に行った。三時半に室町で用事が終わり、ついでにと思っていた寄り先相手の都合で、二時間余の自由時間ができた。神田から有楽町に出てマリオンのピカデリーの看板を見上げ「阪急電車」か「蝉」かと思ったが、上演時間の具合から標題作のチケットを買った。

 

そんないい加減な動機で見たものだが、「良かった!」。 井上真央と永作博美の主役二人は目に力があるアクターで、役を十分果し観客を惹きつけた。エンゼルさんを演じた余貴美子や小豆島のソーメン工場主夫婦を演じた平田満・風吹ジュン、写真館オヤジの田中泯などの配役もナルホド、と得心させられた。市川美和子の大きい目も視線を引きつけた。個人的好みからかもしれないが、小池栄子がよかった。(どうも、柄の大きいアクターの演技に弱いところがある)

 

成島出監督が角田光代の原作に惚れ込んで始まった映画作りだったというが、角田の小説は興味を抱きつつ何となく避けてきてしまったものだったが、映画の方はもう少し踏み込み、先の希望を濃めにして終わるようにしたようだ。小豆島の風景・行事などのキレイな風土が、生きづらい人生=観客の心に、カタルシスを与えるように作られている。

映像が終わりクレジットの文字が写しだされる中、中島美嘉の歌声が耳に鳴って映画が完全に観了われた。

  この映画の良さをつくった大元は「凝縮」にあったかな、というのが感想。原作・映画作り、演技、筋書、時間経過など、全て。

 普通の生活から離れて出会った凝縮した時間、鎌倉の中に居るだけでは味わえなかった時間だった。 映画の後の画廊での彫刻家や画家との久しぶりの出会い、話し合いを楽しめた。鎌倉に戻って寄り道も余韻を楽しみ、 少し過ぎてしまった!の感。今朝の体操の会は少々しんどく、午後は何もせずに過ごした。


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コメント 1

山上楽雄

 コメントに追記を書くのもありか? 
映画の後に流れた中島美嘉の唄ったDear の印象が強くてカラオケスナックで他に客がいない時に入れていたが、中々むずかしい。
 ここで少し時間をかけ聞いてみた。今度は一寸唄えるかもしれない。
彼女の声はしっかりしていて魅力的である。・・・このところFly me to the moon や you are my sunshine などを練習していたのだが・・・。
 記事本文を書いてから一年と十か月後の らくお近況です。
by 山上楽雄 (2013-03-13 10:43) 

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